経営者の課題
・経営における大きな要素は、『売上の増大』、『原価の低減』、『経費の削減』における粗利ではなく利益の確保(増大)にあると考えます。
売上:粗利の概念から離れ利益の確保(増大)の観点からシステムを捉えた結果、多くの業務の中に利益があることが判明しました。それを数値化することにより、より明確な目標:方針を実現します。
・経営の基本は人(社員)にあります。
いかに、目標:方針を明確にして評価出来るか、また社員が納得してやる気になってもらえる評価が出来るかだと考えます。営業所のテリトリーの総出来高は、生産性(パーヘッド)は、不動在庫金額は、利益率の向上評価は・・・・会社に貢献出来る項目はどれくらいあるのでしょうか?
・会社における基本的な考えに直間比率の見直しがあります。
これは当然営業時間すなわちお客様に接する時間が多ければ多いほどサービス向上につながると言うことです。では言葉だけではなく、具体的に各業務にかかる時間を数値化しないことには改善値が出せません。
良い営業所と悪い営業所の業務時間や担当者を明確な数値で比較すると目から鱗状態になります、見たくないですか?
・営業戦略を考える上で個別の得意先ごとの傾向は非常に重要です。
『攻める』『守る』『引き上げる』顧客の状況を加味して戦略的に時間を効率よく使うためには、顧客の出来高から購買力を数値化して自己シェア率を導き出し個別に戦略を立てることが数値的目標をリアルに受け入れることになります。
・お客様を様々な角度から捕らえると言うことは?
言い換えれば、営業的に業務的に経理的に捕らえたら『売上はいいが利益率が』『利益額はいいが回収率は』『回収率はいいが手形比率は』『売上の減少は物件件数の低下』・・・・・・限度額の設定に活かしてますか?事前回収状況に活かしてますか?売上減少の要因は掴めてますか?
・損益とは言葉の通り損と益です。
粗利の考えから損益の考えにするのは、損も掴むことです。損を減らし益を増やす為には、的確に損の出ている要因を見つけて改善しなくてはいけません。各業務の中に潜んでいる損と益を人、商品、お金、情報の観点から数値として捉えて改善します。
・経営の観点から新規顧客の開拓は欠かせません。
営業戦略においても、既存顧客の囲い込みと新規顧客の獲得を常に視野に入れ営業活動を行います。常に行うための情報はどのようにまとめて管理しているのでしょうか?テリトリー管理の有効性、総出来高の把握と自社シェア率の向上、目標と予算etc
・粗利は原価低減するか販売価格を維持・向上することで得られます。
販売価格戦略から粗利を維持するためにはどうすれば良いのか?統一基準単価、顧客ランク、粗利基準管理はどのように行い、常に最新の状態にメンテナンスしていくには何が必要なのか?